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少年爆走中...
「頑張れ~…」
「ハァ…ハァ…見えたっ!ここまで来ればこっちのもんだっ!!」
息を切らしながら爆走する一平の前方に彼らの通う学校が見えた、誰もいない所を見ると、どうやら一平達が最後らしい
「時間は!?」
「あと4分だよ…!」
「よっしゃ!ラストスパートだぁぁぁ!!」
スピードを上げ、そのまま昇降口まで駆け抜けた
「ゼェ…ハァ…ゼェ…やって…やったぜ…」
「お疲れ様…良くやった…」
そう言って一平の頭を撫でる冷華
「ハァ…ハァ…な…撫でてくれるのは嬉しいが…それより俺の上靴を取ってくれ…」
「ん、了解…早く靴脱いで?しまってあげるから」
「サンキュ…」
一平の上靴を取り出し、靴を閉まう冷華、その靴を履いて二人は教室へ歩き出す
「…トドメ刺すようで悪いけど…まだ階段あるよ?」
「あ……」
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