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ビルの辺りにさしかかった所で、前から女性が歩いてきた。
(心:ヒュー、めっちゃ可愛いじゃん。ナンパしてみるか。)
と、女性に近づこうとした瞬間、眼前で不思議な事が起きた。
ビルのガラスから触手のような物が出てきて、女性を掴んだのだ。
「きゃっ!?」
女性は逃れようとするが、全く意味はなく、そのままガラスの中に引きずり込まれた。
涼司は、眼前で起きた出来事を信じられないでいた。
「え…。」
無理もない、目の前でガラスの中から触手が飛び出してきて、目の前の女性を引きずりこんだのだから。
「これは夢か?夢だな、夢に違いない。」
と言って頬をつねった。
「いてて。…ってことは…現実か…。」
周りの人間もそれを見ていたようで、少しの沈黙の後、パニック状態になった。
すぐに警察が駆けつけ、事情聴取が行われた。
無論、近くにいた涼司にも事情聴取が行われたが、すぐ解放された。
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