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「………っ…、」
彼女からの久しぶりのメール。
跳び跳ねるくらい嬉しくて
ドキドキしながらもメールを開いたんだ………。
だけど僕が見たその文字は
あまりにも淡々とし、
しばらくの間、その言葉が理解できなかった。
『別れよう』
「どうして……」
見間違いかも知れない………
何度見直してみても、内容は変わらない。
「テソン?」
僕の空気にいち早く気付いたテヤンヒョンが声をかけてくる。
でも──…
今は答える余裕がない。
静かに携帯を閉じて
ふらりと宿舎を出た。
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