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ジヨンくんはまだまだ小さい手で
私の手を優しく包み………
「せんせ、俺がおっきくなったら
けっこん………して?」
「………う…」
思わず見惚れていると
頬にぷにっとした柔らかいものが……
「おいスンリ!!!」
「ほっぺだからいーでしょ!」
べーっと舌を出して
ぎゅっと首に腕を回してくるスンリくん。
なんだかんだ言って
ちょっとときめいてしまった……
………って!!
ダメだよ!!!
一人頭をふるふる横に振り、
ジヨンくんもよいしょ、と右にだっこする。
「ヌナ?」
「せんせ?」
「なぁに?」
と、二人を交互に見れば
可愛い瞳に見つめられる私。
「「すきだよ」です」
二人は両頬に、ちゅっとキスをした。
fin
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