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私達に許されてるのは夜の電話だけ
『早く卒業してくれ…』
冗談ぽく言うけど本心なんだろう
何度も聞く度に胸がキュンとする
『早く触れたい』
初めてそう言われた時は顔が熱くなった
我慢してくれてることに
私に触れたいって思ってくれてることに嬉しくなった
そんな生活が続いていた私達に
初めてのバレンタインデーがやってくる
結構人気がある紳ちゃん先生のことだから
生徒からも沢山貰うことは予測していた
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