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「くそ…」
ぺっと汚い音を出しながらも俺は口の中に溜まった鉄分を勢い良く地面に吐き出す。
こいつ…強い。
…勝てない、のか?
俺は小さく舌打ちをしてから、
目の前に立ちふさがっている大きな魔物を睨み付けた。
その魔物は3mはある巨体を揺らしながらゆっくりと近づき、その右手を振り上げる。
俺がその攻撃を受け止めることが出来ないと判断した時は既に遅かった。
そして
俺の足は動かなくなった。
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