捨て猫

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もう別れよう―… 突如告げられた 佑樹からの別れのメール。 「なんで? 理由は? 言われた所直すけん… 別れたくない…」 私は彼に依存していた。 彼も私に依存していた。 それなのに― 「言いたくない」 「なんで?」 「桜を傷付けたくない」 「傷付いたっていい やけん理由教えて…」 「やだ」 「教えてくれないのが一番傷つく…」 「だめ。教えん。」 「教えて」 「傷つかん?」 「うん」 もう好きじゃなくなった… 一瞬、 なんて言ったのかわからなかった― 今冷静に佑樹の事を振り返ると最低な男だ。 大好きと何度も言ってくるのに 何か嫌なことがあると八つ当たりのように 「もう別れる。 桜と別れて俺死ぬ」 と言われていた。 それをなだめる為に徹夜なんて当たり前だった。 まさに"依存"と言う字がピッタリだった。 それでもまだ狂っていない時に もう別れるよ?笑 と冗談を1度言った事があった。
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