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最悪だ…
XANXUSは幼い頃に会ったことがあった
しかも許嫁なんだと言われて
「変わってないな」
「失礼ね…」
まじまじと顔を見てくるので流石に後退する
「逃げるな」
「こっち来ないで」
やはりXANXUSは苦手だ
「何故ここにいる」
「そこの部屋の人を看病しに来たの」
不快そうな顔…
そんなに私が嫌いか…
「とりあえずこっちに来い」
「え、ちょっと…!」
私の腕を掴み、歩き出す
「夕食は食ってけ」
「いいっ!いらないから…っ」
私の言葉など聞こえていないようにスタスタと歩き続け、とある扉の前で立ち止まった
そして扉を開くと大きな食堂があり、中の隊員らしき人達の視線が突き刺さる
「……チッ…」
「……はな…あぁもう…」
離してと言い終わる前にXANXUSはまた歩き始める
何人もの隊員に「ボスだ、ボスだ」と言われているが
お構い無しに食堂の奥の重そうな扉を開き中に入れられた
「ボスぅ…!?」
「ボス…とファリーナさん…?」
「貴様ぁ…!
ボスから離れろぉぉ!」
「ゔぉぉおぉおい!
何だクソボス!」
…うわっ!
何この人達…
「こいつは俺のい「Rumoroso(うるさい)」
…チッ…」
「な…!
XANXUS様になんて口の聞き方!」
なんかすごく気持ち悪い人に腕を捕まれた
「や、やめ…」
「ドカス…!」
「おい変態雷オヤジ」
XANXUSとフランが止めに入ってくれた
「あ、ありがとう…」
「ファリーナさんはミーのですからー」
「……チッ…まぁいい
おい、ファリーナ」
フランに感謝しつつXANXUSを見る
「…はい」
「お前、属性は何だ」
「あら、ボスったらこの子を入れるつもり?」
「ゔおぉおぉおい!
聞き捨てならねぇな…?」
何この銀髪ロン毛
絡んできた
「雲と雷と嵐です」
「ほぉ…?」
「んまぁ!
すごいわぁっ(はぁと」
「わー3つもですかー」
「ゔおぉ…」
なんだよそのリアクション
「匣は?」
「アニマル匣を4つだけ」
「見せて見せてッ♪」
「見たいですー」
「ゔぉぉ…」
銀髪ロン毛…ww
「解りました」
それぞれCランクの指輪を左手の人差し指、右手の人差し指、薬指にはめ、カチカチっと匣に炎を注入する
「キュー!」
「ちゅー!」
「マォー…」
「ちゅるっ」
久々に匣から出した
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