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「ファリーナ」
「…な、何?」
「ファリーナさん可愛いですー」
「可愛いわぁっ!」
「ゔおぉ…」
「ぬぅっ…」
え、なんだって?
と思っていたらいつの間にかフランとルッスーリアさんに抱きつかれていた
「他のやつの前で笑うな」
「へ…?」
なんで!?
理不尽!
「あ、ファリーナさんー
部屋の手配がまだらしいんで
ミーの部屋で一緒に寝ましょー?」
「フランちゃん、
それくらいなら用意「黙れクジャクオカマ」
んまあっ…!」
え…?
何事?
「ゔおぉい!
俺はとにかく腹が減った!
おいシェフ!何か腹の足しになるものを出せぇ!」
「ぬぅ…」
……みんなしてフリーダム…
カオス過ぎるわ…
こんなとこでやっていけるのかしら…
――――――――――――――
―――――――――
――――
―…
「…はっ!」
なんて夢なの…
でもよかった、全部夢よ…ね……
「ふぁ…おはようございますー
ファリーナさーん」
あら、隣にはフランがいるわ
「やっぱり夢じゃなかったのかぁ…
…ねぇフラン?」
「はい?」
普通に返事するのね…
「なんで私の隣で寝ているの?」
「添い寝してましたー」
……フラン…
「私の部屋から出てってー!」
「痛い痛い、ファリーナさん痛い」
ポコポコとフランの頭(カエル)を叩く
「出てって!出てってったら!!」
「えー…
…せっかく侵入したのにー」
侵入って…
「……フーラーンー」
「髪くくっちゃダメですよー」
侵入しといて何を言う!
「うるせぇセクハラの罪でボコボコにしてやる!」
「あ、リスとネコの匣」
嵐と雷属性だからすぐ分かるか
「出てこい嵐リス!
セクハラガエルをボコボコにしてやれ!」
「ちゅるるっ…!」
「あれー?
いつもより目が怖いですー」
当たり前だ
「雷ネコ!
嵐リスが暴れるから部屋中に雷の壁を作れ!」
「マー!」
俺に手を出すとはなかなか根性のあるカエルだと心底思う
「嵐リス!嵐鎌鼬だ!」
「ちゅるっ!ちゅるちゅるっ!」
"嵐鎌鼬"とは、
嵐の炎を纏った尾を勢いよく振り炎の刀を作り、相手に飛ばす嵐リスの必殺技である
「あああっ!
かわしたはずなのにカエルがボロボロですー!」
「ざまぁww」
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