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その装備とは我が一族に何百年も前からある鎧だったのです。その鎧には特殊な機能があり今でも輝き続けています。
風呂の時も外さず、自分の身体のように磨き、寝る時も脱ぐことはありませんでした。
敵の返り血を浴びても汚れず、刃も通さない、ずっと着ていたのに臭いもありませんでした。
そんな素晴らしい装備を着た先代がこんなことを言ったのです。
「『そんな装備で大丈夫か?』って聞いてくれぬか?」
私には訳が分かりませんでした。
出兵前にして言うことなのか?私がどれだけ心配してるか分かっているのか?
困惑と憤慨で頭がいっぱいに成りました。
すると、口を開かずに顔をしかめ、悩む私に先代はまた言いました。
「『そんな装備で大丈夫か?』って聞いてくれぬか?」
私にはこの目の前の耄碌爺が何言ってんのか全然分かんなかったし、もう考えんのもめんどくさくなってたの
一発シバいて戦争が終わるまで何処かに監禁しようかと考えてたら
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