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母さんとおじさんは同い年なので､話す口調も自然とくだけたものに｡
｢お礼と言っちゃ何だけど､よかったらコーヒー一杯飲んでかない？｣
｢いただきます｡一杯と言わずに何杯でも｣
ビニール袋を持とうとする母さんより先に､おじさんは両手にそれを持ってキッチンへ向かう｡
おじさんのスマートな仕種は､是非見習いたいところだ｡
一方､煌と芽惟はといえば､
｢ところで､今日はどうしたの？煌｣
｢たまには楽しいイベントでもと思ってさ｣
煌は父親譲りの整った顔をにんまりとさせた｡
流石に､『お前に告りに来たんだ』という言葉はない｡
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