万事屋

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ペリッ ソファにだらしなく座り、テレビのリモコンを手にとる。 俺は飴の封を開け、口に放り込んだ。 「うめっ…」 俺が飴の美味さに感動しているとき、邪魔が入った。 「おい!いい加減にしろ!今月の家賃どうすんだ!」 うるさい…実にうるさい。今、俺はモーレツに感動していた。しかし、こやつはそれを邪魔した。俺がキレるには充分な理由になるはずだ。 「うるっせぇな竜!なんとかなんだろぅが!」 「今現在なんとかなってねぇだろ!仕事探せ!」 さっきからごちゃごちゃうるさいのは最上竜(モガミ リュウ)。姑みたいな奴だ。 そうそう、忘れるところだった。俺は暁風季職業は…万事屋だ。 ピンポーン
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