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その娘は、ビックリした顔で一瞬眉間に皺を寄せて俺を見た。 肩に手を置いた時、藤波先生の顔が強張ったのを俺は見逃さなかった… その時は、先生も驚いたのかな?くらいにしか思ってなかった その娘が、具合が悪かったのを思い出して 享;『あ~、ごめんねぇ。具合悪いんだよね? 寝て寝て、俺ら静かぁにしてるから(笑)』 何て言って、俺たちは藤波先生の近くにあった長椅子に座って喋ってたら、その娘は起きて来てベッド近くにある椅子に座った。 それから少しした時、その娘が立ってさっきまで寝てたベッドの方に歩いて行った。 俺の傍に寄ってきて… 隠すように持ってた物で、突っついてきた(笑) 享;『ん?何?』 その娘;『・・・』 享;『・・・(苦笑)』 その娘が持ってる物を良く見たら、胸ポケットに入れてたタバコだった。 その娘は、苦笑いをしながら渡してきた 享;『サンキュ!(笑)』 その娘;『…ハイ…』 その娘は、少しだけ口を尖らして上目遣い気味に眉間に皺を作って俺らを見てきた(笑) それを見たら、思わず吹き出しそうになった(笑) すぐに自分の居た、椅子に戻って行ったけど… 俺たちは、笑いを堪えきれずに声を押し殺して笑った。
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