転校こんぷれっくす。

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ジリリリリ… 「うるさ……」 朝、目を開けるとまずダンボールの山が見える。 昨日、親父の仕事の都合でオーストラリアから日本に帰ってきたのだ。 今日から新しい高校だ。 身支度をして、飯を食って薄くメイクをしたら髪の毛を後ろで高くポニーテールにする。 「…うし。準備完了!」 『只今の時間。8時00分』 テレビから流れる間抜けな声で家を出る 家から徒歩20分、学校に着いた。 「……風雅学園、デカイな」 とりあえず、デカイ校門を通って中に入る。 「理事長室…理事…ぶっ!」 理事長室を探しているとデカイものにあたってしまった 「あ……ゴメン」 目の前には背の高い男が1人立っていた。 「あ?あぁ、うん。大丈夫じゃねーよ。鼻超いてぇ」 わざとらしく大袈裟に言ってみると男は「え。マジで?えー保健室……」とオロオロしていた。 「…いや、マジに受けんな。ってか、理事長室ってどこ?」 「え?え。あ、あぁ……あと、ここの廊下をビャーと進んで…右にシャーと進むと理事長室」 ………は?? 「……いや、ゴメン。もう1回言って」 「…え。だからビャーと進んで右にシャーって行けば「もういい」 .
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