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「さっきから調子に乗ってんじゃねぇぞこらぁぁ!!!」
はい怒らせました。ダメだこりゃ。
「ここは俺に任せて」
このセリフ決まったな………。
そして彼女が『あなたはどうするんですか?』、俺が『なぁにあんな奴らなんか1分でノシて余った時間で花を摘んできますよ』、彼女が『京介かっこいい!!』、俺が『おや、花を摘む前に君のハートを摘んでしまったか……』となる。
よし、シチュエーションは完璧。これで彼女のハートもがっちりだ!!!
「………………」
あれ?『あなたはどうするんですか?』が来ないな………。もう少し待とうか。
「………………」
「君はここから逃げてくれ、俺がここは何とかするから。
なぁにあんな奴らなんか1分でノシて余った時間で花を摘んできますよ」
ちょっと強引だったけど、まだ怖くて声が出ないのなら仕方ない、うん仕方ない。
「………………」
彼女は再び頷いただけで、その場から逃げてしまった。
……………へ?『京介かっこいい!』は?それが無いにしろ、お礼は!?
小さな女の子の長い後ろ髪が見えなくなり、その場に怖い大人たちと1人のヘタレが残された。
「……………まぁ今日の所は許してやろうかなぁ~…………………………なんて………」
冷や汗が流れ、これ汗なの?水じゃねぇの?ってくらい量が半端ない。
「制限時間は1分だ」
「え!?ちょ…………」
「よ~~いスタート!」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
以上回想 キラッ☆
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