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再び宇佐美先輩が奥へ戻っていく。ふと未夏を見ると少し不機嫌になっていた。無駄に宇佐美先輩と絡み過ぎた。
「ごめん未夏!このあとクレープも買おう!それでどう?」
親指を立てた未夏。チョロいぜアーンド可愛い。
でも反省はしてるからもう不用意に女性と絡むのは控えようかと心に誓った。
お店を出たあと、約束通りクレープを買い、そして俺らはある場所へ向かう。そこは………
「………しょーてんがい?」
「うん。ここのとあるお店に連れて行きたかったんだ」
なんだか未夏はソワソワしていた。たぶんもうどこに行くのか分かってるんだろう。
ここの商店街は昔かなり過疎っていたんだとか。なのに何故何どうしてか、急に人々が増え、今ではこの町の観光スポットの一角になるほど賑わいを見せる場所なのだ。
そんな商店街を歩くこと10分。目的地には着いたのだ。
「もう想像できたんだと思うけど、ここに連れてきたかったんだ」
と言ってやってきた場所………。『サマープラネット』という店名。別名漫画喫茶だ。
横を見ると、未夏の目はキラキラと輝いていた。なんでここがそんなにいいんだろう?何故かは実は詩歌も知らないらしい。
「………どうして?」
「?、何が?」
そのキラキラした目が俺を照らした。
「わたしずっときたかったの。どうして?」
どうして、とは。おそらくどうして分かった?ってことなのだろう。
「とある某友人アドバイザーがいてね」
「しーか?」
「隠す意味なかったね。うん、そう」
ギュウと俺の腰周りに抱きつき、そして勢いよく、店内に入っていった。
某コンビニの入店音が鳴る。未夏可愛いと思いながら後に続くとそこにはとんでもない光景が広がっていた。
お………おっさんに未夏が抱きついている…………?
ん?どういうこと?目を擦る。見直す。抱きついている。
今度はもっと強く擦った。水晶体が傷つくほど強く強く強く強く強く。でも光景変わらない。あれれ~おかしいぞ~?
ま、まさか………未夏の浮気……?援交相手……?俺と会ってないときこのおっさんに会ってたりしたわけ?
俺たちキスすらしてないのに………。まさか、そんな………このおっさんとはもう既に貫◯済みってか!?
無理矢理ディ◯◯◯スや、種◯け◯レスなんかされたり………いや、そんなまさか…………
あああああああああああああああああああああああああ!!!!
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