えんとらんす せれもにー!

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胸が高揚しドキドキが止まらない。誰かロマンチックを止めてくれ!! 帰るという目的も忘れ、俺は女の子の顔をもっと見ていたいという欲望を抑えられずにいた。 それにしてもあの女の子の制服………………うちの高校のじゃないか? ……てことはつまり、同じ高校なのか………。 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!やったぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!! 「おい、何なんだテメェは?」 「………うぇ?」 心の中で歓喜をあげて気がつくと1人の男が俺の前に立っていた。 …………まずくね? 見た目がチャラいのに強そうなので下手に相手を逆撫でしたくない。 冷や汗を流しつつ後退りをする。あの女の子もこんな奴らに迫られるとか気の毒でしょうがない。 俺は再び女の子の顔を見た。 まだ男たちに言い寄られており、壁側に追いやられていた。 「ほら君の為ならおごってあげるからさ。俺たちとファミレスにでも行こうよ?」 「ただ一緒にご飯を食べるだけだからさ…………ね?」 「……………」 女の子は無言のまま、男と目を合わせようとしない。 ただ女の子の表情が苦しそうで………助けを求めているかのように感じられた。 だからだろうか? 「さっきからお前らは俺の彼女に何手ぇ出してんだよ!!!」 こんな嘘を無意識の内に叫んでしまってた。
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