1-2 本気の恋

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「体験まわりどうだった?」 「最悪・・・・・・。」 「えーっ、なんでよ?」 「だって・・・・・・剣道だったし・・・・・・」 「いいじゃん!!いい体験になったでしょ?」 「・・・・・・男くさかったし・・・・・・女の子いなかったし・・・・・・」 「まぁだ、避けてるの?成長しないねぇ」 「だって・・・・・・」 「もう、いい加減、頭切り替えたら?」 「まじめすぎると思うし、自意識過剰に見えちゃうよ!」 「そうだけど・・・・・・。」 何も言い返せない。 悔しいけど。。。 「ゆうはゆうなりにいいとこいっぱい持っているし、かわいいところもいっぱいあるんだよ!」 「自身持ちなよ!」 良ちゃんの言葉にはいつも救われる。良ちゃんが友達で、幼馴染で本当によかったと思う。 「それにしても、意外と一年生も来てたし、部員も多かったね?」 「そう?」 「ゆうは、まわりみないようにしてたもんねぇ。。。」 「けっこう、うちの学校の剣道部強いらしいよ。」 「そうなんだ・・・・・・。」 「興味なし!!って感じだねぇ。」 「・・・・・・ごめん。」 「まぁ、いいや。」 「で、ゆうはどうするの?」 「吹奏楽にするの?」 「まだ、わかんないや・・・・・・。」 「そっかぁ・・・・・・、私も考えなくちゃね。」
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