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ーー台枠、盤面の各部位、釘の部位。
それらのレクチャーも終わり、改めて金田さんの声が店内に渡る。
「お待たせ致しました、それでは銀玉会館パチンコバトルロイヤル、スタートです！」
降り下ろされた手と同時に、弾き出される銀玉の音。
液晶の変動と共に、楽しそうな音楽。
そして……
店内に渡る、派手な音。
「おおっ！
先ずは魚屋が出たか！」
それを皮切りに、私以外の参加者に最初の当たり。
「何でーー」
ーー持ち玉も、いよいよ半分となる頃には、二箱積む人も。
「一人、場違いなガキが居るせいか、盛り上がりに欠けるなぁ」
そんな声がいよいよ上がりだす頃、何度目かの魚群付きマリンリーチが掛かる。
「また外すんじゃね？」
『ワハハ……』
客の期待通り、数字が……外れたかと思うと、戻って揃う。
「良かった……これで何とか……」
揃った数字は『６』で、4Rの大当……と、言う間に、画面が暗くなり、液晶上部の役物が回り出す。
「な、何？」
「うをぉぉ！
あのねぇちゃん保留当り確定させたぞ！」
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