◆-Ⅰ-◇

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<深國 視点> レインー フラグっての? 立てられたっぽいよ 副会長 攻略ミッション クリア~☆ 後は面倒だから 関わらないでいようかと 思ったケドさ 予想外に 吉乃可愛いんだよね ほら、だって さっきまで楽しそうに 話してたのに 目的地に着くと 悲しそうに しょぼくれてんだよ? 「此所で お別れですか…」 『っはは お別れって、 理事長室着いただけじゃん』 「…もう少し 一緒に居たかったです」 『また~ 可愛いこと言うなぁ だったら教室に 会いにきてよ。待ってるから』 「!良いのですか?」 『断る理由なんかないし 寧ろ大歓迎? いーこにしてたら ちゅーのご褒美 あげるから それまでバイバイ♪』 俺より少し低い位置にある 吉乃の頭を軽く撫でて言うと 吉乃の顔がみるみる 赤くなっていく 「っはい、また」 照れた様に手を振って 去ってく吉乃が かぁわいーなぁなんて 思っていれば後ろから ドンって衝撃が 『一瞬通り魔に 刺されたのかと思ったじゃん』 まぁ気付いてたけどねー 人の気配と微量の殺気 後ろに感じてたし 「……………」 誰かと言うと、 俺の犬 アヤちゃ「…みぃ」はい、アヤでーす 『此処で待ってたん?』 「……(コクッ」 『じゃぁ中入るかー』 「みぃ…」 『あん?』←不良じゃないからね 「みぃ…、今の誰?」 『吉乃』 「よしの、何…?」 『ここの副会ちょーしてる人』 「ふぅ、ん… 咬み千切っても いい奴…?」 『駄目な奴』 「…わかった(ムスッ」 忠犬 のち 狂犬/駄犬 飼い主の俺にも 構ってやらないと 噛み付くしね 『拗ねるなら お利口に待ってられた分の ご褒美無くすよー?』 「…ごめん」 素直に謝るアヤは ホント賢いねー 『ん。いーこ♪ ご褒美は落ち着いたらね』 「ん(コクッ」 さて、依頼人と ご対面ー。 .
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