甘い香りと甘えん坊

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〔TAEMIN side〕 今日は、バレンタインデー… 去年の今日は、こんなにこの日を望んでなかった。 でも、今年はヒョン達よりも僕は、この日を待っていた。 朝から段ボールの箱のガムテープを勢い良く剥がし、ひとつずつ確認していく。 オニュヒョンに「テミナ、そんなにチョコ好きだっけ?」と言われるほどだった。 僕は一通りチョコを確認したけど、僕が期待した人からのチョコはなかった。 (はぁ~) 隣にいたキーヒョンに、 「テミナ。さっきから、誰よりもチョコあさってるけど…どうしたの?テミナ、彼女できたの?」 (ギクッ) 「いないですよ(笑)ヒョンこそ、今日はヌナと夜デートでしょ?」 「まぁね!テミナ彼女できたら、宿舎に呼んでね。」 「はぁい~。」 僕に彼女がいるのは、ヒョン達には秘密。 ヒョン達に言ったらきっと、横取りされちゃうから。
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