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「おはよ・・・」
「おっは☆」
この子は私の親友、
上杉千夏。(うえすぎ ちなつ)
バレー部員で美人で優しくて・・・
羨まし過ぎる。
「今日も翔太くんと登校~?妬かせるねぇっ」
「はぁ!?あいつがくっついて来るだけだし!」
「素直になんなよ・・・」
ガバッ
突然視界が真っ暗になった。
「え???なに!?」
この匂い・・・
翔太だ・・・
「だーれだ?」
聞き慣れた声が耳をくすぐる。
そんな仕草にもキュンとしちゃう。
悔しい。こんなやつに『恋』してるなんて。
「も、もー!やめてよー!!」
勢いよく手を振りほどく。
「んだよー・・・素直じゃねぇなぁ。」
その言葉に胸がズキンと痛む。
「そんなこと...わかってるもん...」
うつむいた私の顔をのぞいてくるそいつ。
「なんだぁ?」
「なんでもないよっっ!」
かお....
絶対真っ赤だ...
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