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確かに聞いたことがある。
オッドアイは遺伝の病気が多い、と。
そして悩む彼女に気付けず、自分だけ浮かれていたのが情けなくなった。
さっきまでのジョンを噛みちぎってしまいたい。
しかし、思い悩む彼女になんと声を掛けたら良いものか判らなかった。
そんなこと気にするな?
――『そんなこと』なんかではない。
大丈夫だよ?
――どこにそんな保障がある。
結局、ジョンはなにも言えず、ただ彼女に寄り添うだけだった。
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