513人が本棚に入れています
本棚に追加
/187ページ
「でも落ちたんだろ?」
「う……」
そう言われると何も言い返せない!
健斗……。
傷口に塩を塗るような事はやめてくれ……。
いくら12回目でもこういうのは慣れないんだよ。
「まぁまぁ、そう気を落とすなって!今度俺の友達でも紹介してやるから!」
「友達? それって、男?」
「ばぁ~か! 女の子だって!」
「本当かっ!?」
健斗は笑みを浮かべながらピースを形作った手を突き出してきた。
これは自信のある時の健斗の癖。
「期待してるからな!」
「任せろ! お前も早くバイト見つけろよ!」
ごめん、健斗。
今の発言に悪気はないんだろうけど凹んだ。
最初のコメントを投稿しよう!