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AM07:28
鳴り止まない車両のクラクション
行き交う人々の姿…
いつもと何もかわらない景色を
部屋の窓から眺めていた。
「…っくそ、つまんねえな…。」
川原 望はそんな日々に飽きていた。
何かいいことねえかな…そんな事を考えていると携帯の着信音が鳴り響いた。
『おいっ、望!起きてるか?』
「電話に出たのだから起きているに決まっている。」
連絡主は佐々岡 秀からだった。
こいつからの電話は 何か面白い事を見つけた時によくかかってくる。
『お前、暇してんだろ?』
俺は考える間もなく答えた。
「もちろん。」
『いいこと教えてやんよお。今から俺んち来いやあ』
面倒臭いとも思いつつ、
「分かった。今から向かう。」
と言っても、俺と秀の家は結構近所だ。五分程で秀の家に着いた。
玄関でまっていた秀は、ある広告を持っていた。
『見ろよ、これ!』
広告にはこんな事が書かれていた。
・・・デスゲーム・・・
この世界に飽きたって人大募集!
あなたを楽しい世界へ連れて行く事を約束します。
定員⇒先着150名
応募資格⇒
心臓、肉体をお持ちの方なら誰でも参加可。ゲーム内容⇒このゲームでは
ミッションがいくつか出されます。そのミッションを指定の終了時間まで行ってもらいます。
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罪にはといません。
注意事項⇒
あなたの心臓、肉体はあなた自身でお守りください。もしこのゲームで最期を迎えたとしても当企画者は一切責任をとりません。
応募方法⇒
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shinogame.××××
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