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母が事故にあったのはそれから間もなくの事だった…
「母さん!しっかりしてくれよ!!こんな怪我…大丈夫、治るよ!これから由依と三人で暮らすんだろ…母さん……母さん!」
俺は母の手を取り握りしめる
母がいなくなるなんて考えられない!
誰か…誰か母さんを助けて…
母の手を握り泣く俺の頬に傷だらけの手がそっと触れた
「拓人…準備…でき……約束……お願…」
最後の言葉は聞き取れず…母はそのまま還らぬ人となった
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