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越後の龍、上杉謙信が関東で北条、武田とせめぎ合いをしていた頃。
太田資正が城主をしていた上杉方の城、松山城に北条・武田連合軍が襲来した。
資正から援軍要請を受けた義の武将謙信、早速松山城救援に出発したのだが……。
謙信が到着する二日前、城将の一人である上杉友貞が勝手に降伏。
資正も敗走し、松山城は敵の手に落ちてしまった。
――――プッツン。
ここで、謙信の何かのスイッチが入ってしまったようだ。
敗走していた資正は、やっとこさ謙信との合流を果たした。
資正「……お、御屋形様!!申し訳ありませn」
謙信「……死ねクルァァァァァ!!!!」
(ブゥン!!)
資正「おふぁあああああ!?!?!?」
謙信、間髪入れずに資正を斬り殺そうとした。
これを危うくかわす資正。
資正「ちょっとぉぉぉぉぉ!?!?いきなり何ですか!?」
謙信「オレの到着前に陥落するとはどういう事だ?あん?」
資正「待って待って、タンマ!!!!
ちゃんと、寝返った上杉友貞の人質を連れて来てますから!!!!」
謙信「……それを早く言え!!」
謙信、連れて来られた人質の頭を、右手でむんずを掴んだ。
そしてそのまま片手で人質を持ち上げると……。
謙信「……ぬぅん!!!!」
もう片方の手に持った刀で、人質を一刀両断。
その調子で、友貞からの人質を皆殺しにしてしまった。
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