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南光坊天海。
一介の僧でありながら徳川家康の知恵袋として活躍し、『黒衣の将軍』とも言われた人物である。
ある日の事。
天海の所にお福という女性が訪れる。
お福は家康の孫、竹千代(家光)の乳母で、後に春日局と言われる女性である。
そのお福が天海に、人払いまでして二人きり会いたいと言う。
天海(……はて、乳母殿が一体何の用であろうか……?)
疑問に思いながらも、天海はお福と会見したのだが……。
天海「さて乳母殿、今日は一体何のご用d(ry」
お福「死ねやァァァァァッ!!!!」
天海「おわぁぁぁぁぁッ!?!?!?」
なんとお福、いきなり懐剣で天海に突き掛かったのだ。
危うく斬撃を躱す天海。
天海「なッ、何してんのアンタァァァァァ!?!?」
お福「てめぇが裏で将軍様(家康)に口出しして、政治を操ってるってもっぱらのウワサよ!!」
天海「……え?いや、その」
お福「それで跡継ぎを竹千代様じゃなくて、弟の国松様にしようとしてるらしいじゃねぇの。おぉ?
そんな不届き者のクソ坊主は、この世から消えて貰うよッ!!!!」
天海「し、知らん、知らんよそんな事!!
証拠に将軍様に話付けて来るから、その刀を下ろしてぇぇぇ!!!!」
その後、天海の色々な働き掛けにより、竹千代が将軍の後継者になったんだとか。
天海をも動かすその執念……春日局、恐いです。
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