忠郷『コイツだけは泊めたくない』

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(●∀゚)「その脇差はその昔、ユーのような大男を斬った時、頭から尻まで真っ二つにした代物だYO!!」 つまり政宗は、 『お前なんてその気になれば、脇差で真っ二つにしてやんよ』 と暗に言っているのだ。 完全に喧嘩腰である。 すると源左衛門も自分の脇差を取り外し、政宗に渡した。 源左衛門「それでは仙台公の腰が淋しくなりますね。代わりに私の脇差を差し上げましょう!! この脇差はその昔、領内にいた仙台公のような片目男を斬った時、 頭の先から尻の割れ目まで一刀両断にした脇差です!!」 源左衛門は政宗に対して、 『あんまりウチのシマでナメた真似してっと、脇差で一刀両断にすんぞコラ?』 と言いたかったのだ。 これに政宗もタジタジとなり、これ以降若松城下に泊まることは無くなったとか。 さすが政宗、様々な人に迷惑を掛けまくっていた。
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