はがき

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私がそのことに気付いた事を察したらしく、男はこう切り出した。 「君のおばあちゃん、本当に火葬に出されたと思う?本当はここで解体されたんだよ」 「うそ・・・。」 私は絶句した。しかしこの会話でひとつ明らかになったことがある。私は聞いてみた 「毎日はがきを送ってくるの、貴方なの?」 男はにやけながらこう答えた。 「そうとも言えるし、そうでもないと言える。」 何とも要領をつかめない答えが返ってきた。男は続ける。 「あのはがきが来たってことは君もここで解体される運命なんだよ。まぁ死んだあとの話だけどね。でも君は知りすぎた。もう普通に生活を送れると思うなよ。」 男の眼光は鋭く、嘘を言っているようには聞こえなかった。
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