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私には、お兄ちゃんがいた
〓〓〓〓2年前〓〓〓〓
私、中学2年生
しゅう、小学6年生
そして...お兄ちゃん
山笠ふうや(17)
高校2年生、部活はバスケ部
お兄ちゃんは、明るくて運動神経抜群だった
勉強は、中の下くらいだったと思う
でも、私にとって自慢のお兄ちゃん
背が高くて、私はチビだから高い所の物はお兄ちゃんが取ってくれたりする、優しいお兄ちゃん
ななみだって、羨ましがってくれるほどだ
「いいなー、ゆうはお兄ちゃんがあんなに優しくて」
「ななみだってお兄ちゃんいるでしょ??」
「いるけど、ゆうのお兄ちゃんみたいに優しくないから!!!」
そう、ななみにもお兄ちゃんがいる
私のお兄ちゃんと同級生で、2人は仲がいい
ななみのお兄ちゃん
小林じゅん(17)
部活はバスケ部
お兄ちゃんと同じ高校に通っている
じゅんさんは、私からしたらすごく優しい
この前だって、ななみを迎えに家に行ったら
「いつもごめんねー、ゆうちゃん」
「全然いいですよ。今日はたまたまですから。」
「そっか。これからも、ななみと仲良くしてあげて?」
「その言葉は、私が言う方ですっ!!!」
すると、じゅんさんは笑っていた
こんな話は勿論ななみにはしていない
とにかくじゅんさんとお兄ちゃんは仲が良かった
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