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「さぁ行こう。俺たちの特訓を!」
「うん!」
名前をえいひこにしてスタートさせる。
最初に出てきたのは教室の風景だった。
そして流れる地の文を確認する。
{俺は今日ここに引っ越してきた。父親の急な転勤とはいえ、2日後転校という事態に動揺を隠しきれてない。今日からここだが無事に学校生活を……}
「スキップ、スキップだあ!」
「お前の説明文はいらん! 早くかわいい子だせ!!」
○ボタン連打で彼女の登場を待つ俺たち。
そしてついに、
{隣の子が声をかけてきた}
『よろしくね、えいひこ君!』
「「きたああぁああぁぁあぁ!!」」
ツインテールの女の子。僕の概念ではツインテール=ツンデレの公式が成り立っているのだが、この子はそんな事なさそうだ。
華奢そうな細々とした腕や導体。そこから申し訳ありません程度に出ている胸。そして見るものをニヤリと笑顔にさせてしまいそうな愛くるしい目と唇。
僕は理解した。
こいつは天使だと!
「やべえ。この子めちゃくちゃかわいいぞ! 何だよ反則級だぜ!」
「はぁはぁ! やっぱり二次元にしか現実見ないでいこうかなぁ!」
その後もポンポンとストーリーが進み、キャラクターが増えていく中ある問題が浮上した。
ポーズ画面にして、晴彦にその問題を提示する。
「で、誰といちゃつくの?」
「こいつは重要だ。選択によっちゃあ生活に支障をきたす問題がある」
確かにこれを間違えてしまえば今後僕たちのやる気につながってしまうだろう。
「そこで俺はエロい体型をしつつも他の生徒達を嫌悪しているという保険体育の先生をプッシュする」
あのロングの髪をした姉御さん的先生か……。
確かに悪くはない……が。
「僕としては別れていたけど、たまたま同じクラスになってもう一度会えたというあの金髪の幼馴染みを選びたい」
今回の目的は女心を掴むという名目という名の性欲によって動いている。
ここは是非ともこのジャンルで行きたい!
「そいつか……。確かに幼馴染みというのはよくあるジャンル。王道中の王道とも言える恋人出来ちゃうよパターンだ。幼馴染みというだけで人は親しみを覚え、いつしか恋に陥りやすい。当然だ」
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