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「何度でもできるんだからキャラクターなんて、どうでもいいじゃない?」
「はぁ……これだから青春を満喫出来ない奴は困るんだ」
「全くだよ。人生を何だと思ってるんだろうね?」
「あなた達に人生語られると死にたくなる……」
何故そんな事言われなければならないのだろう。僕達はこんなにも人生経験豊富なのに。
「……まぁあなた達の意見はわかった。今から英悟の家に行く」
「そうか! ようやくエロというモノに目覚めたんだからごめんって! 頬殴らないで! 暴力反対!!」
「あなた達だと一向に進む気配が見えないし、毎回こんな相談受けると面倒だからよ!」
「ぐへへ、そんな事言ってぇ。実は男の部屋に行って、あんな事やこんな事をぉおおおああおあああ……!!!」
おお! 本日二回目のダストシュートだ!!
彩子は手をパンパンとはたいて片付けたといった動作をした後、僕を睨みつけた。
「良いの? 良くないの?」
「そりゃ僕はいいけど彩子はいいの? 今日部活は?」
「今日は陸上部休みだから大丈夫」
なら話は早いというモノだ。別に困るものはちゃんと隠してるし。
「ぜひ来てよ。どうせならみんなで楽しみたいしね!」
「ギャルゲーってみんなでプレイするものじゃないんだけど……」
そうなのだろうか? 今はこんな風に話題が出来て盛り上がれるからそういうものなのかと思っていたのだけど。
「とにかく! 今から私も行ってこのくだらない事態の収集に向かうから! いいよね!?」
半ば強引的な発言だったけど、僕は全然ウェルカムだった。
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