ハジマリ

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波音はもうすぐ波流が来そうなので、 涙をふき、 空をぼんやり眺めていた。 波流は、波音の行動を遠くから眺め、 落ち着いた頃に教室に入っていった。 「ごめん、遅れた😞」 「別に大丈夫だよ!帰ろっか!?」 「だな❗」 波音と波流はくだらない話をしながら、寮に帰った。 「今日から波音と同じ部屋なんだけど、部屋きれいになってる?」 「‼」 いま、初めて気付いた。 私の部屋はまだ・・・一人で使っていたままだった。 シングルベッドをふたつくっつけて、広く使っていたり、 そして、子供の頃の写真をみていたままだった。
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