ハジマリ

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春が少し過ぎた頃・・・ 入学式を終えた1年生が新しい学校、新しいクラスになれたころ・・・。 朝から教室で元気で明るい話をする女の子が一人。 →櫻井緋菜子[サクライ ヒナコ] 私、桐沢波音[キリサワ ハノン]。緋菜子とは幼稚園から一緒で、高校生になった今でも一緒に登校し、同じ高校に行っている。 「ねぇ〰♪聞いて〰😆」 朝から緋菜子がウキウキでたずねてきた。 「どうしたの?そんなに興奮して・・・😓」 「ここ精華[セイカ]学園の生徒会長、イケメンなんだって😍」 緋菜子は見ての通り、イケメン好き。 「だからさ、今日の放課後見に行かない?」 「別に用はないから…」 「じゃ、決まりね❗」 「おはよー😁✨」 爽やかに挨拶をするのは、三浦颯人[ミウラ ハヤト]。イケメンで入学式当日からファンクラブができるほど・・・😅 そして、颯人と一緒に教室に入ってきたのは、紺野風磨[コンノ フウマ]。 緋菜子、波音、颯人、風磨は中学校が同じでとても仲がいい。 「何話してたの?」 風磨が緋菜子に話しかけた。二人は中学校の卒業式に風磨が告って付き合いはじめた。 「生徒会長のことだよ❗」 「なんかね、ここ精華学園の生徒会長、イケメンなんだって(笑)」 「それで、今日の放課後、波音と見に行くの♪」 「そうなんだ・・・」 「大丈夫だよ🎵あたしが一番好きなのは風磨だけだよ❤」
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