ハジマリ

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「わかったよ❤」 緋菜子にそう言われると、いつも風磨は許してしまう。 「颯人く~ん💕」 教室の入り口で、女の子たちが呼んでいる。颯人はしかたなく女の子たちの方へ行った。 ➰➰➰休み時間➰➰➰ 「桐沢さん。3年男子の先輩が呼んでるよ❗」 クラスの男子に言われた。 「わかった。」 私は呼ばれたので、廊下にでると、知らない先輩が待っていた。 「あの・・・何ですか?」 「今日の昼休み空いてるかな?空いてたら、中庭まで来てくれないかな?」 「あ、あいてますけど・・・」 「良かった。じゃ、おねがいね。」 「わかりました。」 そうして、緋菜子たちのところに戻った。 「なんだったの?」 緋菜子に聞かれた。 「なんか、昼休みにあの人に呼び出された。」 「これは、告白だね😆」 「❗❗❗」 「ちがうよ❗」 「そ、そうだよ❗」 「そうかな・・・」 颯人が落ち着かないことに、風磨は心のなかで笑っていた。 ➰➰➰昼休み➰➰➰ 波音が中庭まで行くと、休み時間に波音を呼び出した男子の先輩が待っていた。 「あの・・・」 「オレの自己紹介まだだったよね?」 「はい・・・」 「オレ、成宮浩輝[ナリサワ コウキ]」 「はい。」 「オレ、入学式のころから、波音チャンのこと、好きだったんだ・・・」 「・・・」 「オレと付き合ってくれないかな?」 「すみません、私好きな人いるので・・・」 「わかった。」 私はそのまま、教室に向かった。
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