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ﾋﾟﾋﾟｯ ﾋﾟｯ ﾌﾞｰ…
ｶﾀｶﾀｶﾀ ﾀﾝｯ
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ… ﾌﾞｰ…
静かな部屋から淡々と聞こえる電子音と軽い音。正体はパソコン。だが、モニターもキーボードも平面にあり、そこにキーボードがあるかのように投影された物をうつ少年がいた。
ズレるが、本来のキーボード音はモニターと同じ音がする。が、本人いわく旧世代のｶﾀｶﾀ音の方がうった気がする…との事だ。そう言った連中は意外に多い。
さて戻るが、その少年の周りには山を越す山積みのデータが詰まれている。
は？冒頭に電子が発達してるならこの山積みあるの不自然じゃね？…と？ それを今から言うのに…
そこにあるのはただの山積みではない。かつて旧世代では各家庭で楽しまれていたであろうゲームのディスクの山である。どれ一つ同じのがない上古いものは100年越えの代物もある。
ここにあるのはざっと100万枚。隣りの倉庫に一億程。売るだけで兆…いや京はイケるだろうお宝倉庫であるが、売る為の物ではない。かと言って、コレクションしている訳でもない。仕事上いつの間にかこうなっていたのだった。
今、この時代に家庭でゲーム意外にショッピングや買い物の電子化は半端なく発展している。そこで作られている物を直接ﾈｯﾄ回線で直に触れ感じ取り、物によってはその物を回線移送できる。電話回線でワープ転送なんて誰が考えたのやら…
もっともあらゆる面で普及してしまったが為に家庭でのゲームができにくくなった事少なくない。…小さな子供達が回線でワープしちゃう事件が多発しちゃったからだ。ゲームに負けたはらいせに勝った相手に直接殴り込めるのだから…うふふ(笑)
ま、最近その辺りの不具合は処罰や刑罰や賞金首やらで沈降化してるから良し…でありますように(祈)
反れるが、そんな事件が起きたら警察が処罰刑罰したり、賞金首をつけて一般人が捕まえたら捕まえた人へ首額がもらえるって事で、激減しつつあるのだ。先程のモニターと睨めっこしてるガキも山程捕まえたとか…
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そんなストレス？解消法として新たに出たのがファイトシュミレーターシステム『是空』である。
四畳半程の広さが必要だが、ゲームの世界観の中に入れ、冒険も生活も出来る代物…現実世界に帰って来られるか不安であるが…
まぁ、まだ『試作』段階だし『トイレ』がない。ようをたしたくなれば自動的にログアウトせざるをえないだろうけど(笑)
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