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「桐生尚人（キリュウ ナオト）と読むのか？コイツ、乞食からバーコードリーダーをもらったと供述してるようだな」
「はい、その点だけ、初めての事例ですよね。人を介してゲームのアドレスを手にしてるってところが、他の学生と違うっていうか」
「まぁ、乞食からっていうのが、あてにならないけどな。京都か…？｣
｢今から行ったら昼前には着くよな。京都府警に現在、私の知っているヤツいたかな？取り合えず、その桐生尚人って学生に会いに行こうと思うから、府警の方に連絡しておいてよ」
「はい、分かりました。でも、上には、どう説明するんですか。公安と協力してって言われてますが…」
佑介は、向井を信じていたが、一応尋ねた。
「私からちゃんと報告しておくよ。ダメとは言わせない」
「はい、だからいつも安心して、お供出来ます」
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