(八)京都にある業界大手のゲーム機メーカー

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マツミデラックスは、尚人の方にその大きな顔を近づけて来て 「どう、お役に立てたかしら」と、ささやいた。 「ハイ」 尚人は、深々と頭をさげた。 マツミデラックスは、尚人の頭に祝福のキッス。 「良かったわね。さぁ、じいさん達のお許しが出たんだから、あんたの番よ」 もうかんべんしてくれ。そっちの毛はない。尚人が内心そう思っていると、 再びここで、アナウンスが流れて来て、 「では問題です。この七枚の封筒の中に、あなたが川に落とした封筒が、確かに一枚あります。果たしてそれがどれなのか覚えていますか」 「どうぞあなたの封筒だと思われるものを、正確に選んで下さい」 「ええ、そっそんな。どんな特徴があったっけ」
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