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見ると、裏にマジックペンで
「封」「締」と書かれた封筒と、明らかに墨で書かれた「封」「締」の文字の封筒。
それに同じく墨で書かれた「〆」の印しのが二枚と、無印のものが一枚あって、尚人は一気に自信がなくなった。
「えっと、確か。何か文字は書いてあったのは、見たから覚えているから、とりあえず、無印のはないだろ」
で、残りの中では、どれだったか?
たぶん、〆だったはず。でもこの印のが二枚。どちらも墨で書かれているような?
〆の印が書かれた封筒の二枚に鼻を近づけると、どちらもやはり墨の香りがしていた。
「あんた、せっかくあたしが、じいさん達の中に入って、仲裁してあげたんだから、早くしなさいよ」
マツミデラックスがせかし出す。
「お前。とっとと選べ。でないと、俺達に番が、いつまでも回ってこねぇだろ」
じいさん達も口々に文句を言う。
「え★×△●※そんなこと言われても」
尚人は焦りながらも、ゲームの開始早々のことを思い出していた。
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