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そこで部屋の片隅にあった冷蔵庫のそばに行って、扉を開けると中には、プラスチック製のカップに入った黄色い飲み物が…
よく見るとそのカップには「アンモニア水」という文字が大きく書かれている。
「これって、まさか。テストに入る前に検尿した、自分の尿」
そんなぁ。無理。
自分の排泄物を飲むだなんて、こんなの飲むなら死んだ方がましだ。
どうしよう。
尚人は一度、冷蔵庫を閉めて考え込んだ。
まいったな…
その間にも、室内の気温は上昇し、体からは水分がどんどん奪われていった。
尚人はそのうち頭に激しい痛みを感じ出し、体中に熱をおびて、ぶっ倒れそうになってきた。
「水、なんか飲み物」
干上がる自分の肌や唇を触りながら、尚人はもう何も考えられなくなって冷蔵庫のドアを再び開けた。
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