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「さすがです部長。でも、かなりお高くついたのでは…？」
「そうだな。今日。君を呼び出したのは、それをうまくごまかして欲しいと思ってな。一つ経理にバレないよう、書類を作成してもらいたいんだよ。この契約が、正式に決まって、私が昇進すれば、君の部長昇進も間違いなく保証するから、頼むよ」
「分かりました。今日中に処理します」
これはきっと、営業部長と部下のやり取りに違いない。
しめしめ、とっておきの秘密を聞けたぞ。
この二人のキャラが、トイレからいなくなったのち、僕は、営業部に侵入しようと考えた。
ところが企画部や経理部、販売促進部などすべての部所の棚や、パソコン、机の引き出しから、
資料やUSBメモリ、古いフロッピーディスクなどが現われては消え。現われては消えし出したので、僕は途端に迷い始めた。
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