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おばさんOLが起き上がり出した。
よほど自分の悪事を隠蔽したいようだ。
そして入口では、あのかわいい受付嬢も、またラブレターを手にして立ち上がった。
「ああ、早く。尚人、急げ」
大慌てで外に出て、歩行者とぶつからないよう隣りのコンビニに入店する。
そして、レジ前のポストにUSBメモリを投函。
「おめでとうございます。ミッション成功です」
そんな音声が聞こえてきて、僕は大いに喜んで、その場で飛び跳ねた。
だが有頂天になっていられたのは束の間。
僕の目の前には、追いかけて来たイラストのおばさんOLが、立ちはだかっていた。
僕は腕を掴まれて、なかなか逃げられなくなり、制限時間がどんどん削らられて行く。
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