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(四)現実と酷似
「なんか、面白いけど必死になり過ぎて、疲れたな。このくらいでやめとかないと、視力と脳みそがイカレちまいそうだ」
バーチャルな空間に長くい過ぎたせいで、全身に脱力感。
ヤバイゲーム???
それにしても、あの橋のたもとで出会った乞食が、なんでこんなゲームのバーコードリーダーを持っていたんだろう?
ヤツは、スカッとするゲームの入口だと言っていたから、中身がなんなのかは、分かっていたみたいだし。
むろん、乞食だから、なんでも拾って集めるのが一日の日課だろうが…
「まぁいいか」
ゲームの中から現実に戻って、少しむなしさが込み上げて来て…
本当の僕もシュウカツ再スタートだなと考えた。
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