(四)現実と酷似

1/8

412人が本棚に入れています
本棚に追加
/237ページ

(四)現実と酷似

「なんか、面白いけど必死になり過ぎて、疲れたな。このくらいでやめとかないと、視力と脳みそがイカレちまいそうだ」  バーチャルな空間に長くい過ぎたせいで、全身に脱力感。 ヤバイゲーム??? それにしても、あの橋のたもとで出会った乞食が、なんでこんなゲームのバーコードリーダーを持っていたんだろう? ヤツは、スカッとするゲームの入口だと言っていたから、中身がなんなのかは、分かっていたみたいだし。 むろん、乞食だから、なんでも拾って集めるのが一日の日課だろうが… 「まぁいいか」   ゲームの中から現実に戻って、少しむなしさが込み上げて来て… 本当の僕もシュウカツ再スタートだなと考えた。
/237ページ

最初のコメントを投稿しよう!

412人が本棚に入れています
本棚に追加