412人が本棚に入れています
本棚に追加
すると次ぎに、
「妖怪を捕まえる道具をお選び下さい。ナイフ、投げ縄、アミ鉄砲」
英太と竜二に言われるまま、健吾はそれらの捕獲アイテムも全部一つずつタップして取得した。
と、健吾のキャラの持ちポイントの五十ポイントから計八ポイントが減っていた。
「なお、チャレンジャーには、それぞれゴミ袋をお渡ししますので、捕獲した妖怪達を、そこにまとめ入れて、国会の外へお出し下さい」
「ミッションが時間内に実行されれば、あなたの持ち時間とレベルがアップされます」
「さぁ。あなたのすぐそばに、もう妖怪が忍び寄っていますよ。あなたはすでに狙われています」
ここで、早くも妖怪の影がちらつく。
健吾のキャラが立っている議事堂正面には太くて立派な白い柱が数本立っていた。
その下の方で何かがうごめいている。
黒い小さな影が現われてはすっと隠れる。
あれっさっき黒いものが見えたよな。
そう思って、健吾が自分のキャラを柱の辺りにまで進めると、急に動かなかなった。
足下を見ると黒い怪しい小さな何かが健吾のキャラの足にまとわりついている。
最初のコメントを投稿しよう!