(五)点をつなぐ、捜査開始

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「頂き。おびき寄せるアイテム何も使わず一匹ゲット。ありがとう。私は北川緑よ。東都大学文学部二年」 「えっと、僕は…」 そこで健吾のキャラが押し黙る。 「おい、挨拶しろ。かわいい子じゃんか。早く何か言え」英太が言う。 「えっでも、俺、自分の名前とか、あだ名とか、最初に登録してなかったからな」 「ええい、いいから名前を、キーで打ってみろ」竜二。 「そんじゃ、試しに下の名前だけ入力してみようか」 「ケンゴ」 「あっ音声と、文字認識されてるぞ」 「オッケー、オッケー」 「続けろ。法学部と打て。横の俺達の名前も入れろ」 「エー、もうめんどくさいだろがよ」 「いいから、やれ」
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