(五)点をつなぐ、捜査開始

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すると、竜二がじれったがって、健吾の手からスマホを抜き取り、ゲームを実行し出した。  竜二が健吾のキャラを動かし、緑と供に倒れて来たドアを支えた。 と、生身の竜二はじきに、腕をガタガタ震わせて苦しみかけた。 「おっ重い。肩がつぶれる。ウッウソだ。マジ重い」 「だから言ったじゃん。ホントに体感するって」 「えっ、マジで」 英太もびびって、そう尋ねる。 「健吾、よく分かったから、助けてくれ」 健吾のキャラがドアを受け止めているうちに、あろうことか、かわいいキャラの緑はサッと手を引っ込めて、ドアの下敷きにならないようそこから離れた。 「ウゲー、そんな」
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