(五)点をつなぐ、捜査開始

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そこで健吾が助っ人になり、横からスマホをいじり、アイテムの中からワインをタップすると、ドアの化け物は、それを受け取った。 「賄賂を相手が受け取りました」 「ワイロ?まぁ、いいや。はぁ、どうなることかと思ったよ。肩が開放されて楽になった」 「おい、ドアがワインを飲んで酔っぱらってるうちに、さっきの緑とかいう腐女子みたいにゴミ袋に妖怪を入れようぜ」 英太がそういったので、健吾はあわててアイテムのアミ鉄砲をタっプして、巨大な化け物ドアを捕え、そのままゴミ袋に近づけた。 すると「捕獲成功」という文字と音声が出て来た。 「ケンゴ様のポイントが十ポイント回復されました。これにより持ち時間が十分延長されました。現在残り三十五ポイントです」 「何、どういうことだ。そんなに寿命が縮まっていたのか」 「そうか、健吾。このゲームは、キャラが苦しむ秒数、その分のポイントが減って行く仕組みになってんじゃないのか?」
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