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「おい、英太、大丈夫か」
「毒が本当に回るなんてこと…」
健吾と竜二が心配してそういうと、英太は震える自分の左手を見ながら
「手先だけがしびれて、ちょっと感覚がないだけ…」と強がりを言って、まだこの時は、大したことがない様子だった。
三人が英太の噛まれた方の手に注目していると、早くも別のプレイヤーらしき男子生徒が出現した。
「おい、新しいプレイヤーが出て来たぞ」
「さっきの腐女子みたいな、自分勝手なヤツじゃないのか」
竜二は、まだ根に持っていて、警戒したようにそうつぶやいた。
「女は裏切る動物だけど、コイツは男みたいだからさ。平気じゃない」と、健吾。
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