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「へー、さすが医者を目指してるヤツ。お前のこと気にしてるぞ英太」
英太は噛まれた方の手を押さえながら、こくりとうなずいただけ。
するとこの時、スマホの方からこんな音声と文字が表示されてきた。
「解毒剤が、国会内のどこかにあります。早くそれを探して飲んでください。出ないとポイントがどんどん失われます」
「えっ、やっぱ、これだけですまなかったんだな」と、竜二。
「それじゃあ、本物の英太はどうなんの」
健吾が、本人よりも心配してつぶやいた。
英太の方を二人で見ると、彼は少し顔色が悪くなっていた。
「ねぇ、君のポイントかなり減ってるようだよ」
この時、タケルと言うプレイヤーに、その点を指摘されて、健吾達はポイントを確認した。
するとわずか五ポイントしか残ってないことに気づいた。
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